活動報告

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2018年10月21〜22、自由法曹団 福岡・八幡総会が開催されました

総会には249名の団員が全国から集まり、活発な議論が行われました。

1.船尾徹団長の開会挨拶、地元福岡支部の山本一行支部長からの歓迎挨拶に続き、福岡県弁護士会・上田英友会長、全国労働組合総連合・小田川義和議長、日本国民救援会・岸田郁事務局長、日本共産党・山添拓参議院議員の各氏から、ご来賓の挨拶をいただきました。

2.本総会には、全国から合計55本のメッセージが寄せられました。

3.恒例の古稀団員表彰が行われました。
参加された11名の古稀団員に対して表彰状と副賞が手渡されました。
また、古稀団員を代表して、4名の方々よりあいさつがありました。

4.加藤健次幹事長から本総会にあたっての議案の提案と問題提起がなされました。
総会直前期に目まぐるしく移り変わった情勢に言及しつつ、議案書に基づき、現在全国民が直面している、(1).憲法九条改悪阻止のたたかい、(2).沖縄新基地建設をはじめとする「戦争する国」づくりの阻止、(3).教育・治安分野などでの「戦争する国」づくりとのたたかい、(4).労働法制改悪阻止のたたかい、(5).社会保障制度改悪阻止のたたかい、(6).脱原発・原発事故被災者救済を求める取り組みなどについて問題提起しました。さらに予算・決算の報告がなされました。

5.仲山忠克団員(沖縄支部)から、2018年9月30日に行われた沖縄県知事選挙での玉城デニー候補の勝利について報告がありました。

6.会計監査委員、選挙管理委員会より報告がありました。

7.1日目の全体会終了後、4つの分散会に分かれて議案に対する討論が行われました。
今年は、各分散会の共通のテーマとして、(1).憲法と平和をめぐるたたかい、(2).教育・治安分野における「戦争する国づくり」とのたたかい、(3).労働法制改悪阻止、労働者の権利と生活を守るたたかい、(4).社会保障の切り下げを阻止するたたかい、(5).原発ゼロと原発被害回復を求めるたたかいなどを設定し、これらのテーマに沿って討議が進められ、この間の実践の報告も含めて、各分散会で活発な議論が行われました。

8.各分散会の議論を受けて、2日目の全体会では以下のテーマで各団員から発言がなれました。
〇改憲阻止・沖縄問題への東京支部の取り組みと若手団員の関わり
〇街頭宣伝の自由を守るための神奈川支部の取り組みを全国に広げる意義について
〇来期の労働法制に関する運動の提起
〇生活保護基準引き下げの阻止に全力で取り組むこと
〇大飯原発訴訟の名古屋高裁金沢支部不当判決、人権を守る砦としての裁判所を実現するために全団員の奮闘を
〇関西建設アスベスト京都訴訟大阪高裁判決の勝利報告
〇関西建設アスベスト大阪訴訟大阪高裁判決の勝利報告
〇えん罪日野町事件再審開始決定の報告
〇朝鮮学校問題について
〇「よみがえれ!有明訴訟」の報告

これらの発言以外にも、「『平和の樹を切るな』安倍9条改憲阻止リーフのご活用を」、「『原発と人権』報告学習会」の発言通告がありました。

9.討論の最後に加藤健次幹事長がまとめの発言を行いました

10.続いて、7本の決議が採択されました。
〇安倍政権が進める憲法9条改悪に終止符を打つために全力でたたかう決議
○日米両政府に対して辺野古新基地建設の断念と普天間米軍基地の無条件・即時閉鎖を求める決議
○「働き方改革」一括法と裁量労働制の拡大に反対し、労働法制の抜本改正を要求する決議
○安倍政権による生活保護基準の引き下げの撤回を勝ち取るため、全力で取り組む決議
○脱原発訴訟における政府追従の判断に抗議し、司法を国民の手に取り戻すためのたたかいを進める決議
○日本政府に対し朝鮮学校と学生たちを政治外交目的で利用することをただちにやめることを求める決議
○諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の1日も早い開門を求める決議

11.新役員・退任役員からのあいさつがありました。

12.最後に福岡支部の前田憲徳団員による閉会挨拶をもって総会を閉じました。

13.総会前日にはプレ企画が行われました。
今回のプレ企画は、福岡支部企画「勝つまでたたかう学習会のススメ〜集団事件の経験の縦断的・横断的共有をめざして〜」と題して、福岡支部の団員にコーディネーター、パネリスト、アドバイザーをして頂き、パネルディスカッションや質疑応答を行い、集団事件における本質的な「ものの考え方」を学習、議論しました。
大変有意義なプレ企画であったとの声が、多数聞かれました。

※今回も、多くの団員・事務局の皆さんのご参加とご協力によって無事総会を終えることができました。総会で出された活発な議論を力に、憲法九条改悪阻止を中心とした大きなたたかいに取り組んでいきましょう。

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